能登の別所岳

物見遊山てきな行動は慎むべきとは承知の上で、復興支援の翌日は現地自然環境の視察を兼ね富山湾と立山を眺めようとハイキングの計画した

支援地から1.5時間移動

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お疲れさま 相変わらず質素、でも昼の行動食よりは豪華?にカンパイ

6月22日

支援の翌日は別所岳、石川県七尾市 富山湾を挟んで立山、劔、後立山を

同山腹には能登里山海街道が走り、目視は叶わなかったが、国土地理院地図には山腹の等高線が広がった辺りに水田記号がいくつも記されている。その水田の現状はどうなのか目で確かめる事は出来なかった。

能登里山海道別所岳SA(スペースの大部分は被災の為立ち入り禁止)上り側から降り車線を跨いで掛けられた橋を渡り、細い舗装路を北方面に向かう。

歩行距離約2㎞足らず、標高差約100mを約2時間かけてゆっくり往復する。

舗装された道は斜面から滑り落ちた土砂で埋まっていたり、大きな段差が付いたままだったり、土留めが割れ落ちたり、大きく波打つ路面がその災害規模の大きさを容易に想像させられる

頂きに向かう道端

やまのはたけのくわのみをこかごにつんだはまぼろしか

かつては養蚕が行われたのであろう、何本も茂る桑の枝には少し小振りだが実が無数についていた、黑くよく熟れたものを選び口に入れる。

ぐみの木には鈴なりに実が付き、熟れた実を口に含むと子供の頃のあの懐かしい味が口中に広がった。

名を思い出せないというか、知らないが 幼いころ生活圏にいくらでも咲いていたヨツバシオガマに似た花、花を指でつまんで抜き付け根を吸うと甘い蜜が出てくる

○○?トラノオ

調和している青と白

ササユリ

そんなことをしながら歩くとやがて傾斜が悪ある頃、笹百合に迎えられて別所岳の三角点と頂上標識、目の前には七尾湾に浮かぶ能登島市の先には富山湾を挟んだ南東に立山、後立山の居並ぶ姿を期待したのだが、霞んだ先に山並みは見えるものの判別は叶わなかった。

その昔ここで村人たちは花の宴に興じたのか

広場のような頂きにはサクラの木が幾本も、そしてビッシリとサクランボ

帰宅後、魔法の事典(アプリ)で、あのヨツバシオガマに似を調べてみたところ「ウツボグサ=ツボグサの花の蜜は甘く、子供の頃に吸った記憶があるという人もいます」と、でてきた、正にまさに、子供のころ吸った記憶、それそれ。

でも、ウツボグサという名前ではなかったな~、そうか、きっと名前は知らなかったんだ、知っていると思い込む不思議さ

考えれば、初めてみる花はいっぱいあって、よく見る花でも名前を知らない花の方が多い、花に限らず世の中には知らない事の方が圧倒的に多い

タップすれば何でも教えてくれる世の中、困り事は少ない

でもこんなブログだが、あの現状を少しでも知る機会になってくれたらとの思いが