10月12日~17日
全行動実績:6日間、行動時間約58H 移動距離約62㎞
チャータージープ:カトマンズ⇒トリスリバザール⇒ドウンチェ⇒シャブルベンソ
トレッキングスタート

シャブルベンシ→ドミン→タンセン→キャンジン→キャンジンリ→タンセン→シャブンベンシ
トレッキングゴール
チャータージープ:シャブルベンシ⇒ドウンチェ⇒トリスリバザール⇒カトマンズ
EBCトレッキングとは比較にならない好天続きとなり気温も10℃以上高く、一日の高低差も比較的少ない等条件が整ったため、1日の行動時間も行動距離も長めにしたが、スタートからゴールまで快適なトレッキングを行うことができた。
10/12 晴れ チャータージープでカトマンズホテルを出発
40年前超えたカカニの峠とは別に道路が開発されていたがそれでもS字カーブの続く長い峠を越えてゆく道ではあった。
懐かしいトリスリバサールートを過ぎ、次の山道は道路崩壊で死者が出た為、通行止となった迂回路はバスやジープが何度も転落しそうで40年前の道路が思い起こされた。

当時、ここから徒歩となりドルジェラクパ峰へのキャラバンスタート地点となったドンチェのチェックポスト、建物の数も随分増えていた。

坂を下ったランタン谷にかかった小さな橋は比べようも無いほど大きて立派なコンクリート橋に変わり、物が増え大きな町と変わっているシャブルベンシに15:00着。

今回のランタントレッキングはここが始まりとなる。
10/12 晴れ トレッキング 行動時間約3H 行動距離約6㎞
シャブルベンシ 出発15:20
ドミン着 17:30 歩行2:10
スタートは発電所工事の為できたという、ランタン川左岸沿いの地道だが広い緩やかな道を上ってゆく

間もなく広い道は終わり、40年前歩いた時と変わらぬような山道を辿る、竹と野生の麻が多い

バンブーを過ると、今日の泊地となるドミンは昔の面影を残している ドミン17:30着

トレッキング客は若い人々それもネパール人が多い、生活目的以外で旅行や山歩きをすることはほとんどなかったような40年前だったが時の移ろいを感じる

10/13 晴れ 13.5㎞ 13H
ドミン 7:30出発
タンセン 着19:30 行動12時間
高い岸壁に大きな巣をいくつもかける蜜蜂


豪音轟くランタンコーラ沿いの急坂を登る

先日の豪雨で崩壊した道の修復中2箇所を通過、工事場所置かれたドネーションボックスに寄付を納める

やがて谷が開け、豪音が止むと間もなく、リムチェからラマホテルに

かつて石を積み隙間には土とヤクの糞を混ぜて塗りこみ、竹を編んだ網を屋根にしていたあの面影は全くない



むしろ村々をつなぐ様に建つ電柱と電線にむしろ驚く、なぜか昨日のドミンよりも更に進んだ生活環境がある
宿泊予定のゴラタペラは既に夕闇まじかというのにどこも満室、聞けばネパール全土の一週間繰り広げられる祭り「ティハール」で休みが続きネパールの人々がレジャーに興じるのもこのところの傾向だとか


仕方なく、間もなく暮れる山街をヘッドランプ頼りにタンセン向けて道急坂を更に歩く、エベレスト街道の教訓からランタンの旅では、ポーターをお願いした、そのポーターさんは、ガイドと同じでやはりシェルパ族という身の丈180~190㎝もあろうかという大男、その彼は暗くなった坂道に何度も出てくる渡渉点をヘッドランプもろくにつけないで、的確に渡石を教えてくれる、まるで動物的なその感覚には驚かされるばかり、又、かの国ではあまり見られないような細やかな気配りが随所に現れ、私たちばかりか泊まったり途中で食事の際、お世話になるロッジに対しても気配りを見せ、それは旅が終わるまで続き、私たちは関心と感謝で、ありがとうの連発だった。
さて、すっかり闇となった坂を上がったところに突然、照明で照らされた建物、やったータンセンだ ようやくタンセンに着いた着19:30

昨夜のドミンと比べ、ロッジの設備(照明、洋式水洗トイレ、無料電源ジャック)の豊富さ近代化、その差に驚く
10/14 晴れ 10.5H 11㎞
タンセン 発07:20
キャンジン 着16/00 行動8:40
ランタン 12:00〜13:10
電柱 電線 大きく開けた谷「世界一美しい谷の一つ」と感嘆したティルマンもこの変貌には驚くに違い無かろう
ランタンリルン、ガンチェンポを背に建つ電柱とそれに架かる電線、

一トレッカーが安直に自然保護、破壊等と嘆くのは慎もう、この恩恵に預かるのは他ならぬこの地に生きる人々なのだから
(一方ではエベレスト街道の電線地下埋設方法もあるのだが等とこれさえも一トレッカーの安易な思いかも)


地震により、人々の支えとされてきたゴンパも家々も人々も、村全てが埋め尽くされたという地変、かつて想像もし得なかった人工設備



地震による慰霊碑、建替えられたストーパー、ゴンパ、水力で常時回るようになったマニ車、氷河湖から水を引き込んだ発電所、数階建てとなり数も随分増したロッジや新しいホテルの数々
40年の月日を隔て、電線が張り巡らせられようと、それでもあの懐かしいランタンの谷と山々が目の前にある、懐かしさと云うよりも愛おしさを禁じ得ない
私達が泊まったホテルも新しく建てられたものでご多分に漏れず近代化に染められていた

10/15 晴れ 10H 11㎞
キャンジン 5:15発
キャンジンリ 7:20着 8:00発
キャンジン 9:00着 11:00発
タンセン 17:00着 行動ヤク2時間
未だ明けやらぬ中、ヘッドランプを頼りにキャンジンリ向け ホテル5:15発

先行者のランプが灯る
ピークのみ夜明けのランタンリルン

峰々が白くなり始めた、麓にはキャンジンの灯り

エーデルワイス咲く斜面を霜柱を踏みながら眼下には氷河湖

やがてキャンジンリⅠ4400m 07:20着

目の前に、ランタン、ランタンリルン、ヤラ
ピーク、ガンチェンポ、そしてその奥にはウルキンマン、そして我らがドルジェラクパが聳えているはず、残念ながらここからドルジェラクパは見えない、それでも大きな満たされ感に浸れた。
頂きには10数名以上も佇む笑顔の先行者たち


普段、頂きにそう長く留まる事は少ないのだが、40年間の思いも噛みしめながらこの光景をしばし堪能する
8:00下山開始
ホテル帰着 9:00 ゆっくりと食事の後11:00発
あの小さく小屋のようなチーズ工場は、大きく近代的?になり、保存庫にあるチーズを持たせてもらうとその円盤状の塊はとても重く、問えば1つ10kgだと云う


あの古めかしかったキャンジンゴンパも大きく綺麗に建替えられ、院内を拝ませて頂く。


キャンジンリの上から眺めた氷河湖から受けた水で電気をおこす発電所、送水管には凍結防止に保温材が厚く巻かれていた。
昨日辿って来た、山々に囲まれそれでいて大きな広がりを見せるランタン渓谷の美しさ楽しみながら今日はタンセンまで降って行く

一昨日と同じタンセンのロッジ 17:00
指さしてspicy or nonspicyと問えば、nononspicyという韓国ラーメン(辛)が結構美味しい


10/16 晴れ 12H 15㎞
タンセン07:50発
シャブルベンシ17:50 行動時間10時間

ランタン、ラマホテルへとガンチェンポとランタンリルンを眺めながらランタン渓谷に別れを告げる


麻の実をもぐ婦人、用途は様々だとか


往路は左岸を登ったのに、帰りはなぜかサボテン咲く右岸を降る


ようやくシャブルベンシの街が、今日は長い一日だった

シャブルベンシ17:50
新築間もないホテルに宿泊

早速綺麗な設備のシャワーで約1週間キープした身体を洗い流す2ランタンの谷、山々、そしてガイドとポーターに感謝して皆でビールで乾杯

*ネパールで美味しいもの
ゆで卵、茹でジャガイモ、バナナ、リンゴ
10/17 晴れ
シャブルベンシ 8:30発
カトマンズ16:30着 ジープに8時間揺られカトマンズへ
大きな落石に塞がれた道路を今日は大型の重機が石を割り通れるようにしてくれるまで10数分待たされる、40年前は人力で石を割り通れるまで半日待った事を思い出す。

トリスリバサール 昼食はネパールの国民食、ダルバート

舗装道路が多くなったとはいえ、未舗装のガタガタ道も多く、ある種山歩きより大変な思いでカトマンズにやっとこさたどり着きランタンの旅は終わった。
カトマンズホテル16:30着
ガイド、ポーター達とフジホテルで乾杯